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厚生年金基金の問題

AIJで厚生年金基金が問題になっており、詐欺をしたAIJは悪いと思いますが、問題の本質は違う所にあると思います。

先週の金曜日の日経新聞にいい記事がありました。
「全578基金のうち、半数強の314基金で2011年3月期の給付額が掛け金を上回った。過去10年の運用実績は平均1.2%なのに、502基金の想定利回りは5.5%と実現の見込みの薄い高水準だった。4割近い212基金は、企業年金の積み立てはゼロで、国から預かって運用している代行部分まで積み立て不足だった。」

年齢別人員構成比を考えれば、今後さらに悪化するかどうかも分かります。
厚生年金基金は厚生年金の上乗せであり、企業も掛け金を半分負担するので、従業員の福利厚生的な意味合いが強いと思います。しかしそれが本業を圧迫するようでは本末転倒であり、ヤバいと思ったら簡単に給付額を削減できるようにすべきだと思います。

さらに厚生年金基金への天下り721人 半数以上は旧社保庁OB 資産運用9割が「素人」
で、天下った721人のうち689人が厚労省・旧社保庁のOB、88.4%は資産運用関連業務の経験がなかったということ。

問題の本質としては、
・AIJの影響を無視しても半数以上の年金基金が危険な状態で、それが分かっていても簡単に給付額を削減できないこと。
・素人が運用を担当しており、何に投資しているか理解していない可能性があること。
・年5.5%というハードルが高すぎること。
という所だと思います。

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